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​もっとか

代償的な歪みが命取りになる。


新潟市内、今日はthat's 五月晴れです。最高の季節ですね。

お客様が訴える痛み、不調を取り除くことが私の仕事です。当たり前です。オーダーに応えないで何に応える?

人間の体は、複雑精緻、絡みに絡み合った相互性、完結された調和性、言葉が尽きないほどうまくできています。

しかし、諸刃の剣と言っていいものか、この補完能力が逆に作用することもある。

体のどこかに緊張やら歪みやら硬結が生まれたとします。その箇所だけが歪みっぱなしだったら、体の重心が持っていかれ、人間の体はそちら側に倒れてしまう。そうならないように、別の片側か前か後ろに歪みを作りバランスを取るんですね。そういう歪みの連鎖が、頭のてっぺんから足のつま先まで、上から下へまたは下から上へ作られていきます。これは誰しも、少なからず。

で、どこかでできた歪みや緊張が、痛覚となって感知され日常生活に支障をきたすことになると、大変なわけです。

先日の症例で坐骨神経痛に苦しみ、数日前にブロック注射を受けてきたという女性がいらっしゃいました。

まだ50代なのに、極端に上背部が後湾していました。そして日常生活などをヒアリングしながら体を診ていくと、心臓というか循環器にこの方の不調の大元が潜んでいることがわかりました。次いで腎臓。

長くなりそうなので言いたいことをまとめると、坐骨神経痛などは典型的な例として上から下りてくる代償性の歪みなんですね。坐骨まわり骨盤まわりだけをいじっていても、よくなりはしない。

だから、時間がかかるかもしれないけど根気よく背部の自律神経を調整して、腰部、骨盤部と移行して動きを出していかないと治りはしません。そして栄養や睡眠や運動など日常生活を改めて行けば、必ず元に戻ります。人間の体はそもそも恒常性機能を維持し自己治癒力を持っていますから。

専門的になってしまいましたが、当院ではこんなふうにお体の真の原因を探して、お客様の改善に向けた調整を行っています。

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